ライトノベル「戦う司書と黒蟻の迷宮」と「神様家族8」を読んだー。

(紹介します。ネタバレを含みますよ。)
「戦う司書と黒蟻の迷宮」は戦う司書シリーズの3作目。人が死ぬと本になる、かなり独特な世界観。シリーズで話の中心に居るのは武装司書の頂点、図書館館長代行のハミュッツ・メセタ。でも各作品によって毎回変わる主人公が居る。毎回、悲しく切ないお話でバッドエンドだけどハッピーエンドみたいな変な感じ。
今回はハミュッツと並ぶ強さと噂される人が主人公。昔は永遠に続くと思っていた母との生活。永遠に帰ってこないその生活を追い求めていた。
そこに神溺教団から死んだはずの母親がやってくる。作られた偽者だけど本物。
偽の母本人は本物と信じて疑わない。主人公は偽者と知りつつもとても喜ぶ。
最後は悲しい終わり方だけど、不思議と嫌な感じではなかった。
主人公は最後は良心をつらぬき。母は自分が偽者だと知った後も母として生きる。

「神様家族8」は文章の書き方の軽さ(?)が好きで読んでました。
とうとう最終巻とのことです。さまたろう、テンコ。しんいち、あい。メメ、ミサ、クミコ。登場人物たちはみんな面白かった。
そして絵はヤスダスズヒトさん。かわいくてかっこよくてとてもいい感じ。登場人物たちのイメージにぴったり。

あんなふうなすらーっとしててキリっとしててかわいい絵かきたいですなあー。と思いました。

思えば、この本を読んでる時に2回も電車を乗り過ごしました。物語に入り込みすぎるのも考え物です。

最後に、コミックではこれを読みました。5巻まで発売されています。ビックリするほど面白いですよ!夏が好きな方は是非。夏がそんなに好きじゃない方も嫌いな方(いるの?)も笑いたければ読むよろしですよ。

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絵「くねり」

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メモ絵「靴下と袖」